―手間をかけるからこそできる繊細な味の表現―
温湿度管理された乾燥室の中で、ゆっくりと日数を掛けて乾燥させたキング（ドライソーセージ）、ロース肉を独自の調味液に漬込み自然浸透（液漬法）させたホワイトロースハム、自社配合した調味塩を、バラ肉１枚１枚に擦り込み（乾塩法）、長時間熟成させた熟成ベーコンなど、今では少ない伝統的な製法を用いて造っています。
―「安全で美味しい」を追求するための素材―
国産豚を中心に厳選した原料肉を使用しています。添加物の使用は最小限にとどめ、素材の味を最大限に味わえるような製品を造っています。徹底した品質管理のもとで、贅沢な素材に磨きをかけて"美味しい"をお届けします。
冨士ハムの熟成ベーコンは、昔ながらの伝統的製法である乾塩法により造られています。乾塩法とは、調味塩を原料肉に直接擦り込んで塩漬けにする方法です。この方法により造られた熟成ベーコンは、塩の浸透作用により水分が排出されているため保存性が高く、肉本来の旨味が凝縮されているのです。熟成ベーコンは、長時間熟成させているため特定ＪＡＳ規格に適合しています。
群馬県食肉市場のセリに参加し、国産豚を中心に、
当社の製品規格に合った豚枝肉を仕入れます。
自社で脱骨作業を行う製造工場は、今では大変めずらしくなってきています。
分割・整形作業もすべて自社の社員が行うことにより、徹底した品質と規格の管理がされています。
手作業でバラ肉1枚1枚に調味塩を擦り込みます。
味のばらつきがでないように均一に擦り込むことが、美味しいベーコンの秘訣です。
塩塗りされたバラ肉は、タンクの中で回転させ中心部分まで旨みを浸み込ませます。
その後、コンテナの中に一枚ずつ丁寧に並べて、じっくりと時間をかけて塩漬・熟成させます。
山桜のチップを用いてスモーク（燻煙）しています。
スモークのかかり具合は、その日の気温や湿度などの環境により大きく変わるので、
経験豊富なスタッフの目が出来を左右します。
しっかりと冷蔵庫で冷やして包装・検品された製品は、熟成ベーコンとし出荷されます。